ムスリム

バリに行っている間、ちょうどイスラム教徒のラマダンの日程が、重なった。ラマダンの期間中は水や食べ物はおろか、タバコを吸うことすら許されない。僕がホームステイしたインドネシア人がムスリムだったのだけど、ラマダンは朝の五時から夜七時まで。朝食をともにしたときは、眠気で気が狂いそうだった。そして五時が近づくと吸える限りのタバコを吸って断食に入る。ちなみにそのインドネシア人は日本に出稼ぎにきた経験もあって、鳶をやったり建設作業をやっていて、もちろんラマダンをやっていたという。「俺は建物にこもってする仕事より、外で体を動かす仕事の方が好きだ」と言っていたのが印象的だった。そういえば、川崎の工場地帯の先にある埠頭に、パキスタン人が廃バスでやっているパキスタン料理屋があって、客はパキスタン人しか見たことがないけど、やっぱりラマダン期間中はやらないのかな?インドネシアはバリを離れると基本的にムスリムしかいないから、ジャカルタとかでも、ラマダン期間中は飲食店はほとんどやっていないらしい。