まるで

いつか42.195キロ先のゴールに向かって走っているような気持ちで毎日を消化している。これもくだらない甘えだと自分の頭ではわかっている。いづれは何かあるだろう、、なんて思いながらノンビリ、、、ではなく、上の空、でそれを待っている。中々心というのは考えとは裏腹にジャジャ馬なところがある。
何かを求めるためには目の前にあるのが吊るされたニンジンとわかっていてもそれを追いかける、、その他のことには盲目になってかまわないという気持ちを持つ。このところ、このまま自分が飢え死にしても気にもかけない、というくらいに重たくなってしまった腰に悩まされている。ただただ漠然と時を目で追うだけ、、こんな調子なら吊るされたニンジンでも掴み取ってやるくらいの気持ちで駆け抜けてやりたい。
僕はそのニンジンを探す事に夢中になること、からもう一度始めるという原点回帰をすることにした。まるで掃除機で間違えて吸い取ってしまった指輪を、掃除機のゴミ袋の中から漁るような気持ちだ。